日本の復興を目指して創立
伊東商会の創業者、伊東昇が個人企業として「伊東商會」を創業したのは、昭和21 年。戦災で荒れ果てた東京で、モートル、スイッチ、クラッチの取扱いからスタートしました。しかし当時は、稼働している工場も少なく、悪戦苦闘の連続でした。
そんな時代に伊東昇は四国機械工業(現・住友重機械工業)の佐藤眞太郎氏からサイクロ減速機の取扱いを薦められました。伊東は、サイクロ減速機の可能性を信じ、その販売に全力を尽くしました。
しかしまだ再建の目処がたたないでいた日本の経済状況においては需要が低く、販売活動は思うようにはいきませんでした。
苦境のなか、諦めずに販売活動を続けた結果、サイクロ減速機の品質の向上と日本経済の復興の勢いとが重なり、販売はようやく軌道に乗り始めました。それを契機に1953年、伊東昇は、現在の株式会社 伊東商会を創立。
人と商品を信じ続けてきたことが伊東商会の発展を支えてきました。それゆえに創業者が掲げた企業精神は「和」。お客様、仕入先、社員を何よりも大切にすることが企業にとって大切なことであると信じ、今まで歩み続けてきました。
おかげさまで伊東商会は2013年に創立60周年を迎えました。この節目を第二創業期と位置づけ、伊東商会はイノベーションによる新たなる価値を創造し、お客様へのより密度の高い貢献を目指します。