2015年12月24日

12月2日(水)から東京ビックサイトにて世界最大規模のロボット見本市「国際ロボット展2015」と ファクトリーオートメーションの展示会「システムコントロールフェア2015」が同時開催されました。

来場者数はロボット展121,422名、システムコントロールフェアは49,261名と過去最大の人手となり、注目の高さを伺わせるものでした。
各ブースを巡ったレポートをお届けします。
最新技術を見ようと、初日から満員御礼。どのブースも大勢の人だかりで熱気に包まれていました。
全体を通しての感想は「生産現場が変わる!」を実感。これからの勢いを感じました。
中小を含め、工場設備の更新時期を向かえたときに、やはり少子化と効率化には「自動化」がキーになります。


◆2015国際ロボット展 「自動化の新時代!共通コンセプトは、人とロボットの協働・既存設備との共存」


今回、各ブースを巡ってみましたが、安川電機・川崎重工業・ファナックともに「協業型」ロボットが台頭し、 人と一緒に働けるロボットが相次いで登場していました。今までロボット活用が進んでいない現場にも 「自動化」の可能性が広がってきました。

安川電機ブースでは人が触れると停止する安全対策を講じ、柵を設ける必要のない「柵レス」ロボット MOTOMAN-HC10を展示されていました。
人が近づくと動作がゆっくりになり、人が居なくなると高速稼動するフレキシブルな動きを実演。
これまで安全面の配慮から柵で囲む必要がありましたが、スペースの問題もクリアできる納得の仕様です。 また、直接ロボットを手で掴んで動作を覚えこませるダイレクトティーチングが可能となっていました。

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システムコントロールフェア2015<br />「ファクトリーオートメーションの未来像を体感!」


安川電機ブースでは開発中の製品から来春発売の製品までFAの未来を体感できる最新の展示がありました。
中でも最大の注目はGaNパワー半導体を搭載したアンプ一体型ACサーボモータの展示です。
このモータは、サーボドライブシステムのサーボパックの機能とACサーボモータを一体化した製品です。
アンプ自体の小型化は勿論、モータとアンプ間の配線はなくなります。
コンバータ部の共通化でさらなる小型化ができます。
小型化や動作の高速化・高精度化により、生産設備・装置の省スペース化・生産性向上が可能になります。
2017年の製品化をご期待ください。

また、次世代インバータGA700は自動で消費電力が最適になる機能によるさらなる 省エネ、あらゆるモータを チューニング不要で駆動できるなど、多才な仕様を備えます。
性能・機能の向上だけでなく"使いやすさ"も重視したしたのがGA700のコンセプトの1つです。
スマートフォンからインバータのパラメータ設定・モニタリングができ、 画面に表示される設問に答えるだけで初期設定が完了できるオペレータを 体験コーナーで実感することができました。
この次世代インバータは2016年4月1日発売予定です。

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以上、展示会レポートでした。
展示品のロボット・アンプ一体型ACサーボ・次世代インバータ等、お客様に役立つ情報をお届けします。
詳しい情報をお知りになりたい際はご説明にあがりますので、いつでもお声かけください。