ITO(THAILAND)LTD. 現地レポートVol2.
展示会へ初出展!
Manufacturing Expo/Intermold2017 in Bangkok

ITO(Thailand)は2017年6月21日~24日、タイ・バンコクで開催されたManufacturing Expo 2017 / Intermold 2017に出展いたしました。

2014年11月 アジアでのビジネス拡大を目標とし、アジアのハブであるタイへ拠点を設立したITO(THAILAND)LTD.(以下ITOタイ)。新しい土地でのビジネスを始めて約3年。ITOタイが提案しているサービスをより多くのお客様へ知っていただき、また直接コミュニケーションを取りながらお客様のニーズとお困りごとをヒアリングしたい!という思いから、今回の展示会に出展することとなりました。

今回のイトプラ!では展示会の様子や展示品をご紹介させていただきます。

■溶接作業現場の改善~集塵機付き溶接ブースの提案~■

煙のように見えるヒューム

今回の展示会のハイライトはシステムインテグレーターであり、タイ現地法人であるメカトロ・アソシエーツ社(本社:石川県小松市)とタイアップして企画した「集塵機付き溶接ブース」です。

溶接の工程は正確性・細かい作業を要するため、人の手によって溶接作業を行っている現場が多いことが現状です。しかし、溶接の際に出る「溶接ヒューム」*1という煙を吸い続けると、溶接作業者、および同じ環境で作業をしている人たちが肺疾患にかかる可能性があり、喘息やがんなどのリスクを高めます。


*1溶接ヒュームとは?

溶接又は切断時の熱によって蒸発した物質が冷却されて固体の微粒子となったもの。人間の目には煙のように見えます。

日本工業規格(2013)「JIS Z 3001-1:2013 Welding and allied processes-Vocabulary-Part 1: General」,( [online] http://kikakurui.com/z3/Z3001-1-2013-01.html.)

参考: The Health and Safety Executive「Fixed extraction: Welding booth or downdraught bench」:[Online] http://www.hse.gov.uk/pubns/guidance/wl3.pdf)


ITO(THAILAND)の展示ブース

ITOタイが提案している「集塵機付き溶接ブース」では、溶接作業エリアを人と隔離するブースを設け

発生する溶接ヒュームを外部に排出する装置によって、周辺作業者の健康被害を防ぐことが可能となります。

今回の展示では、装置そのものに限らず、あまり認知されていない溶接作業に伴う健康被害の知識を共有し、

作業現場改善と働く人たちの労働環境向上を促進することを提案致しました。

すでに溶接ロボットや周辺機器を導入しているお客様は、集塵機付きブースのみの導入も可能になります。

■ITOタイの挑戦はこれからも続く!■

ITOタイでは今後もお客様のお困りごとや「こんなのがあったらいいな」を実現すべくさまざまなソリューション提案をしていきたいと考えています。

アジア事業展開をされているお客様へのサポートもITOタイへお任せください!

ITO(THAILAND) ホームページ:https://itothailand.co.th/en/

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