当初の課題
昨今の基本料金値上がりに頭を抱えている工場は多く、ベアリング製造などで高い技術を持つH社も、使用電力が契約電力をオーバーしてしまうことに悩んでいました。問題は地方電力会社と対策協議を行うほど大きくなっていましたが、有効な解決策を見つけることはできず、そんな中で使用電力対策のご相談をいただきました。
ポイント
- 契約電力をオーバーしてしまうことによる、電力使用料金の増加
- 増えた使用料は、地方電力会社と対策協議が必要なほどに
昨今の基本料金値上がりに頭を抱えている工場は多く、ベアリング製造などで高い技術を持つH社も、使用電力が契約電力をオーバーしてしまうことに悩んでいました。問題は地方電力会社と対策協議を行うほど大きくなっていましたが、有効な解決策を見つけることはできず、そんな中で使用電力対策のご相談をいただきました。
蓄電池によるピークカット蓄電システム
蓄電システム導入により、最大時には1291KWになっていた電力使用量をピークカット、1,200KWまで抑えることができるようになりました。その結果、年間の電力基本料金は2,400万円から2,200万円と、年間200万円分の節電が実現。施工と設備導入にあたっては、地方電力会社ならびに消防署との事前協議や、蓄電池の設置に必要なスペースの確保も同時進行で対応いたしました。
今回導入されたピークカット蓄電システムは、特性上、工場以外にも空調設備を多く使う多目的施設など、一時的に電力使用量が大きくなる施設で、本案件と同様の節電効果が見込めます。他にも、発電したエネルギーを一時的に蓄電するシステムも構築可能であり、太陽光エネルギーなど再生エネルギーの有効活用にも効果的です。